イタリアの夏休み
2012年08月30日
先日 イタリアから帰国した日本人の友人と遅くまでおしゃべりしたんです
彼の 奥さんは イタリア人と日本人のハーフですが 国籍はイタリアです
当然 彼らはイタリアに住んでます
イタリア人は ヴァケーションが長いってのは もう有名ですね では一体具体的に
どれくらいか 彼に聞いてみました 一般的な 会社員で年間有休は 7週間くらい
なのでだいたいは 夏休みは3週間くらいとります
彼も 2人の子供がいますんで 学校の休みを聞いたら 小、中 高で 夏休みは
3か月あるんですって
「げ !! 3カ月!! 子供達には 最高ですが 親はたまったもんじゃないだろう?
3か月も なにするんだ?」
って聞くと ここで かつてイタリアに住んでいた時を思い出すと 結構みんな 海に行ったり
山にいったり して過ごしてたんですが そんな何週間もホテル代も凄いだろうとおもってたら
彼 いわく イタリア人 だいたいの 中クラス以上なら 海や 山に 別荘を持ってるんですって
それは 自分たちのモノでも無ければ 自分の親 または その親から受け継がれた 海 や
山の家に 避暑にくるから お金はかからないんですって 国外に旅行もしますが ほとんどは
別荘で過ごすんです イタリアなら 海なら サルデーニャ シチリア 山なら ドロミテ渓谷や
世界遺産級の場所は 事欠きませんからね
そこで お母さんは 学校が夏休みになると 旦那は 3カ月は休みは無いので さっさと旦那は
街に置いて 子供たちと一緒に 山や 海の家に 出かけてしまうのが ごく 一般的な夏休みの
過ごし方だそうです。
どうして こういった過ごし方が出来るのか
彼と検証したら 休みの日の多さってのはここでは置いといて
それは イタリアの 税法にあるんです それは 「相続税」 の安さだからなんです
別荘 家 いろんな 親から引き継がれる 資産にかかる 税金が めっぽう安いから
子供の代になっても 持ちつずけられるんです ヨーロッパでは 代々 貴族の家系で
なんて 家はよく見かけます 同族経営が100年以上いっぱいありますね
だたし 資産を残すのなら 良い税制ですが 資産を造る 詰まり お金を儲ける
商売を成功させる ってのには 結構厳しい 税制になってるんです 消費税は20%
経営者は支払い 雇用に対しては 一人雇用するコストは日本の2倍はします
所得税は半分以上です
彼にきいたら 先の ヨーロッパの金融危機で このイタリア人の夏の過ごし方も
すっごく変わってきたようです 今は 夏 街に残る人々が多いんですって