たけしの大学論
2012年03月08日
私は 大学って所には行ったことは
ないのですが 今は 美容師やってるので
行く必要がなかったんですが
行かなくてヨカッタと思っています
なぜなら 普通の大学を出る年齢の
4年も前から 社会で厳しい経験を積ませてもらったからです
おかげで 今は 豊かな生活をさせてもらってます
以下は ビートたけしの大学についてのお話です。
最近じゃ「お笑い芸人養成学校」なんてのがたくさんできてるけど、その学校を卒業したからって、人気お笑い芸人になれるかどうかはわからない。実力や才能もさることながら、いかに時代の流れに乗れる運を持っているかってことが、イチバン大事なんだよ。
これは何も、お笑い芸人の世界に限ったことじゃなくてさ。一般社会においてもいえることでね。
大学受験の世界じゃ、東大が9月入学に移行しようとしてるってんで話題だよな。ニッポンでナンバーワンの大学がこういうことを検討するのはトーゼンだと思うし、ドンドン議論すればいいことなんだけど、ニッポン人がもっと考えなきゃいけないのは、こういうレベルの高い人たちの話じゃなくて、「そもそも大学に行く必要のあるヤツラがどれだけいるのか」ってことなんじゃないか。
最近は大卒学生の就職率が過去最低だなんてニュースをよく見るけど、よくよく考えりゃ「猫も杓子も大学に行くようになったから、結果的に就職できないヤツが増えてるだけ」だろうよ。景気のいい時代に、名前も聞いたことのないようなバカ大学がポコポコできて、カネさえ出せば誰でも大学に入れるようになっちまったから、それで就職率が落ちてるって単純な構図なんじゃないかって思うんでさ。
大学になんか入らなくたって、「一流」と呼ばれる仕事人はたくさんいる。大工になったっていいし、コックや寿司職人になったっていい。若いヤツラは「就職できない」って文句たれるけど、そういう職人たちの募集には、なかなか人が集まらないっていうぜ。今の大学は、そういう厳しい現実から目を背けて、ちょっとボーッとしてようっていう休憩所みたいな存在になっちまってるんだよな。
こうなったのには、大人の責任も大きいと思う。結局「子供に楽をさせてやりたい」って気持ちが、この「大学全入社会」につながっちまってるワケだからね。
だけど、大学を卒業する頃になれば、仕事を見つけて社会に出なきゃいけなくなるワケでね。イヤでも社会の厳しさを知ることになる。そこから先は、もう親には手助けしてもらえないぜ。20代になってはじめてハシゴを外されちゃうから、社会に背を向けて閉じこもったり、自分の置かれてる環境に責任転嫁したりする甘チャンが増えてしまうんだよな。
(
これを 読んで では 手に職があればよいのか?
って話になりますが そんなに世間はあまくないですね
その持ってる手に職ってのが 同一のマーケットに
2人しかいないってんなら いいんですが
そんな職業は今では 新しく造りださなければ存在しないでしょう
手に職ってのにもどりますが こんどはその手に職ってのが
五万といる 手に職を持ってる方々より 優れている
って事が重要なんですね
もしくは他者と似てない存在か
波乱万丈の人生を送ってる たけしなだけに 重みが違いますね。