ジャズ喫茶の敷居
2016年03月02日
私が 若いころ 東京に住んでいた
1986年から 1994年 当時 美容師をやりながら
友人たちは おしゃれな クラブで 踊りまくっているころ
私は というと ディスクユニオンなど中古レコード屋に
行って LP一枚買ってジャズ喫茶に行ってコーヒー一杯飲み
ながら 買ったLPレコードを眺めたり
ゴルゴ13のマンガを読んだりして 日が暮れると
帰りに 吉野家や 大戸屋 もしくは 近所のラーメン屋に
寄って帰る だいたいこんな感じでした。
そんな中、ジャズ喫茶はいろいろ言ったんですが
ここだけは 怖くって 行けませんでした
吉祥寺 メグというジャズ喫茶
http://www.meg-jazz.com/index22.html
ここの オーナーの 寺島 靖国って人が
おしゃべり お断りで まあ 一人で行くので
おしゃべりはしないんですが
非常に いちげんさん には 敷居が
高い店として 印象が強く あの 初めて行く ジャズ喫茶の
お決まりの しきたりってのがあって それは
常連さん達からの 扉を開けたときの 鋭い目線なんです
イヤ 何も 店の中で 常連さんから いじめられたりなんてことは
無いんですよ ただ 無言で
「お前、コルトレーン全作聞いてんだろな?」
「コルトレーンでは ソウルトレインがベスト盤とか言わんよな?」
「80年代のマイルスは クソだよね?」
「チックコレアエレクトリックバンドとか聞いてないよね?」
とか なんか 誰も おしゃべりしないで 黙々と ジャズを聴く
って感じの 禅寺みたいな 感じだったんです
それが その ジャズ禅寺の ジャズ喫茶メグ
ホームページがあるじゃないですか!!
しかも おしゃべりオッケー って書いてあるんです
ご丁寧に 店までの 写真入りの地図まであるではないですか!!
マーケティングやってるのか??
解りにくいところにあるのが 敷居の高い ジャズ喫茶の特徴だったのに!!
敷居が一気に低くなっていて時代は 変わったんですね
この メグで使用している スピーカー いつか手に入れたいんで
どんな音か 聴いてきようと思います。
同じ吉祥寺にあった ジャズ喫茶サムタイム(その後バブル時期に
酒が飲めるカッフェ風に改装)にあった パラゴンスピーカーが
思ったほどではなかったのを 当時覚えています
しかし、あの 強面の メぐオーナー 寺島 靖国が
「いらっしゃいませ~ 曲リクエストしてくださいね~」
「クインシージョーンズもありますよ~」
とか言ってきたら
残念でスグ店を出たくなるでしょうね