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知り合いの イイ話

知り合いの社長さんの知り合いのイイ話ダウン
車遍歴の番組に呼んでもらったんだ。
信じられない事に、僕が初めて買って貰った車と同じ車があった。
当時でさえ10年落ちだったから、もう実際は46年前の車。

運転席に乗り込むと、いろんな情景が蘇った。
当時、僕はほんとはスカイラインが欲しかったんだ。
でも婆ちゃんを病院に連れて行く為に買い与えられた車だから、
10年落ちのカローラで充分だった。
友達のセリカLBやシャコタンのローレルと比べられるのが恥ずかしくて、
僕はひねくれて川沿いの未舗装のダートや、峠道ばかりを走ってた。
デートに誘われても行けず、まるでレースの為にその車を選んだように、
嘘をついて、自分を誤魔化して、ただ無我夢中で走り回った。
そして最後に、初めて付き合ったその女の子にサヨナラを言われたのも、
彼女をバイトに送るその車の中だった。

僕は車がダサいから振られたと、それからずっと思ってた。
いつか高い車に乗れるようになって絶対見返してやろうと思ってた。
でも今日またその車に乗って、懐かしい音楽を聴くように走り出すと、
自分の卑屈な匂いがしたんだ。
僕が振られたのは、車のせいじゃなかったんだ。
僕が他人を羨ましがったり、妬んだり、
いつも絶対に見返してやるよ、なんて言ってるくだらない男だったから、
僕は愛想を尽かされたんだって、何故か突然気が付いたら、
なんか悔しくて、自然と涙が零れて来た。

僕は大きなものを手に入れる為に、何かを捨てたんだから後悔は無い。
でも、やっぱり胸のあたりが少し痛むんだ。
夢や希望が詰まってた、想い出もいっぱい詰まってるから、
初めての車は、懐かしい音楽と同じでかなりヤバイ。



セリカ シャコタンのローレルってのが泣かせますね

初めて自分で買ったクルマってのは初恋と似ていますね
(たぶんオトコだけそう思う)
私が 初めて買った車 シビック

シゲルの見た来た勝った-TS3S0673.jpg
イタリアから帰ってきて お金が無かったんで
30万円で買い 約9年乗ってました
14万キロ乗ったんで 廃車にしましたが
このクルマで 私は都内の高級ホテルのエントランスとかに
平気でベントレーとかの隣に乗りつけていましたね
中もかなり散らかしていましたんで 一度
外人の友達 4人乗っけて たしかアルマーニのショウを
やった後その外人の友達と六本木通りを乗ってたら
パトカーと目が合ったんです スグさま停車させられ
車内をくまなくしらべられましたわ 
ヘアーのスプレーとかブラシとかいっぱい持ってましたから
乗っけてる外人たちとの関係を説明するのが面倒でした。
あとで そのイタリア人の友達には
「ポリスはお前のことを ヴィサ無しのロシアからの商売女と思ったらしい」
と説明しときましたが