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実録版ダヴィンチコード

イタリアでは 先日 ローマ法王 ベネディクト16世が辞任しました

公式には 自分のやりたい事をやりたくなったので とか その仕事柄

好きなことを出来ないから みたいな事を 言っていましたが

聖職者になって法王にまでなるって事は 自分のキリスト教における

やりたい事 訴えたいことが出来る最高権力者ってわけですんで

このヴァチカンの声明に「そうだったんか」と思った イタリア人は

だれもいなかったと思います。

このドイツ出身の法王様 の辞任 任期中 つまりは まだ生きている

中での辞任は珍しいですね こんな事を思うと 数年前イタリア ヴァチカン

の中で女の子の観光客がいきなり行方不明になったんです ヴァチカンは

治外法権ですんで警察は捜査に入れずその女の子の写真の垂れ幕が

カンピドリオの丘に張り出されたんだそうです なんか大奥みたいですね

何をその子は見てしまったんか??

なーんて 映画ダヴィンチコードみたいなことを考えてしまいます

私は特にキリスト教徒でもなんでもありませんが 長くヨーロッパにいたので

外国生活でこのキリスト教的 と言われる風習にとても興味をいだきました

人間の 弱さにとても着目した この宗教 ヨーロッパ いわゆる 欧米文化を

知るには必修です(入信しろとか言ってるんではないですよ)

外国にいて仕事をしてる時 どーして 外人は しゃべってばかりで

だまって動かないんだ っと思ってましたが 答えはかんたん

その答えは 聖書にありました。 しかも 初めの一ページめ

「はじめに言葉ありき」

としっかり書かれてるんですね これで あ!!

そりゃ しゃべるわな 外人は しゃべって 言葉でまず押し倒した者が勝ち

なんだと 知りました これを知ったあとの私の語学力が格段に上がったのは

間違えありません

このヴァチカンについて 愉しい本があります 

4人の法王についてしかもじだいが ルネッサンス時代の法王庁

この時代の法王庁は 最もいい意味でも悪い意味でも キリスト教の

中心ヴァチカンがエキサイティングだった時代です。

神の代理人 (中公文庫)/塩野 七生

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因みに私は この本に出て来る4人の法王の中でも
アレッサンドロ6世が興味深いですね 
 自分の息子に当時、バラバラだった つまり小国に分かれていたイタリアを統一させようと
するんですから ルネッサンス的でしょう
すごいですね 聖職者のトップに息子がいるんですから(カトリックの聖職者は結婚は認められてません、プロテスタントはOK)