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ウソのようなホントの話

昨日にひきつずき 薬物とか麻薬のはなしで何なんですがイタリアであった

ウソのようなホントの話なんですが、、、、

私が ミラノに住んでるとき 作品撮りした写真をプロが使う現像のラボにだすんですが

そこのラボの息子にアレックスってのがいまして ラボで現像の細かいところを話し合う

程度の知り合いだったのですが ある日 ミラノ郊外の彼の家でパーティーに誘われて、

パーティーも終わり 彼の車で送ってくれるってんで

彼の住む郊外からミラノ市内に送ってきてもらう道中での話なんですが

高速を使って料金所でイタリアではよく 麻薬犬を連れた警官が立ってたりします

高速道路を使っての麻薬の流通を断つ為なんですが

当然、少量でも麻薬犬は吠えます。 で、

我々の車が料金を払ってると 麻薬犬が気が狂ったようにアレックスの車に吠えてきます

まあ、当然 警官は 我々を止め

「麻薬犬がお前の車に麻薬があると言っている!」

と言ってきました 私はビックリしました 不法労働者だった私はこの手のトラブルは御免だからです

自分はやっていないというのを証明するのが大変だからです。

この時 車に乗っていたのは 

アレックス、 私 、 アレックスの彼女 そして アレックスのマンマ(お母さん)

の4人だったのですが この後の話がじつに 深い~い ではなく


イタリア的でした。

麻薬犬が吠えるので 車を調べるからみんな降りろ! と警官はいってきましたが

アレックスは我々を車内に置いて 外で 何やら 警官と話すこと 数分

その後 車に乗り込み 警官も麻薬犬は吠えているのに

もう行っていいぞ って事になり なんの取り調べもなく 無事ミラノへの帰路についたのですが

車のなかで アレックスは お母さんに 「さっきの犬は具合が悪かったんだよ」

とか さかんに マンマに説明してましたが

私が ミラノに着いて2人になった時、何を 外で警官としゃべってたんだい?と聞くと、、、、

アレックス、「 いや~ さっきはビビったよ!」

私 「 でも なんで 麻薬犬はお前の車に吠えだしたんだい?」

アレックス 「 いや~ じつは 大麻草を少し持ってたんだよ。」

私 「 え!? そんな マジかよ  俺はそんなトラブル御免だぜ 」

と抗議しましたが ま、でも なんで 警官は俺らを行かせ」たんだ」?

それが不思議でなりませんでしたので聞くと、

アレックス 「 はは、正直に言っただけだよ さっき 車のなかに俺のおふくろがいたろ

だから おふくろの前で警官と話すわけにはいかなかったんで外で 実は 大麻草を少しだけ

持ってるんだけど 今 マンマがいるから マンマの前でそんなもの


持ってるなんて言えなかったんです。 でもホント少し


だけだけど持ってるのは事実です。 少しでも悲しむと


いけないから車の中では、マンマの前では言えなかっ


たんです。」 って言っただけ。


私、「

??
 それだけで たったそんだけで 警官は見逃してくれたの??」


アレックス 「 ああ そうだよ そういったら 警官も マンマの前ではそりゃそうだ言えないよな


お前は正直だ よし! 行っていいぞ」


と警官に言われたんだそうです。 


私は トラブルに巻き込まれなくヨカッタですが 絶句しました


信じられませんがホントにあった話です


イタリアでのマンマ至上主義は本当です。