娘のオトコ

今月から　幼稚園に通い始めた

娘

彼女には　２歳くらいから　

ジブリの作品はほとんど見せてたんですが

ジブリの作品を一緒にみながらいつも

言い聞かせていたのが

「あ～ちゃんは　おっきくなったら

こんな　勇気があって

誠実な男の子と付き合うんだよ」

もののけ姫の　少年アシタカ　や

ラピュタの少年も　ナイスです

とか言ったりしてましたが

いや、　待てよ

このままこの少年たちが

大人になって行くと

アシタカはよい戦士にはなるでしょうが

良い　領主にはならんなと思って来たんです

ラピュタの少年も

良いお父さん　村人にはなるけど

あまりお金持ちにはなりそうにないな

と思うようになりました

何故か？？

それは　この手の少年たちが

あまりにも　「　善　」

すぎるからなんです。

（良い子の夢のあるアニメなのであたりまえですが）

アシタカはこのままいけば村の長になるでしょう

そうしたら　政治家なんです

組織をまとめるためには

「善業」　ばかりではやっていけないのを

知るでしょう

ラピュタの少年も

あのままいけば　親方の炭鉱を

継ぐかも知れません

そしたら　経営者なんです

会社を存続させるにはリストラせざる時も

あるでしょう

何が　言いたいかってことは

人の上に立つってことは

「善」　だけではやっていけなくて

「　善」　「悪」　併せ持つってことが

重要って事なんです。

いわゆる　「善」　なこの少年たちが

そのまま大人になったら　さぞ素晴らしい大人に

なるのか？

私は　素晴らしい　大人になるかもしれませんが

素晴らしい　男　にはならないと思います

なぜなら　この世の中

の　「善」と　「悪」　の不条理を知り

併せ持つことが成功する条件となってくるからなんです

「善」　だけで　大きくなった　大人は

「悪」　に出会ったときに打ち勝つ　どころか　もろく崩れ去り

その時の彼の　精神的な崩壊は恐ろしいものがあります

もののけ姫の中の　アシタカのセリフで

「曇りなき眼で見届ける」

と言った　時それを笑った 鉄を作っていたタタラの長

エボシのほうが　魅力的ですね

と言う訳で

娘には　アシタカのようなオトコをくっつけるより

エボシのような　女になれ！！

と教育変更しときます。