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ファションショウQ&A

いったい ファションショウってのはどうなってるんか?

どうしてなんで群馬の美容師シゲルはそんなバックステージに入れるんか?

と言うQ&A、 ショウつまりコレクションの構造をご説明いたします

まず ミラノコレクションとはミラノコレクション協会に所属する

メゾン(メーカー)が 次の季節のお洋服を発表する時(時期)

の総称です。

年に2回あり 秋冬物なら その年の2月に

春夏物なら その前の年の9月にミラノ市内の各ショウ会場で

発表されます。

ニュヨーク ミラノ パリの順番で移動していき

各都市 約一週間が開催期間でよくファッションウイークと

呼ばれます。

ミラノでは その一週間 一日に15件ほどのショウが

朝、9:30からよる8:00まで市内のどこかで開催されています

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ショウは大体 たった20~30分で終了します

我々 ヘアメイクは3時間から4時間まえに会場に入って

ヘアメイクを仕上げます

ヘア とメイクは完全に独立していて お互いの仕事は全く

タッチしません 

ヘア もしくは メイク のシェフ(チーフさん) ヘッドとか言われる

人は デザイナーからショウのヘア メイクを任され 前日まで当日の

ヘア もしくは メイクを考えています。

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これは MACのチームの当日のデッサン

アテクシは チーフではないので気楽なもんで ショウの当日の朝 行ったときに

チーフから アシストする全員がホントに簡単なレクチャーを受け 

じゃ これとおんなじようにやっといてってかんじで モデルにとっとと取りかかるんです

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カヴァッリのチーフ マルコム エドワーズ

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アルマーニのチーフ フランコ ゴッビ

ですんで 売れっ子と呼ばれる モデル やヘアメイクも

一日出来て 3件のショウがマックスでしょう。

ショウが 2、30分でおしまいなのは意外かも知れませんが

30分間隔で 開催されてますのでつまり物理的に全てのショウを

見る事はできないんです 全て同じ場所で開催されてれば別ですが

ショウのヘア メイクは 大体がチームで動いていてほぼ同じメンバーなんですが

たまに モデルの数が増えたりした時 手が足りん ってことで チーム以外の

人員が呼ばれたりするんです それが アテクシだったりするんです

まあ ファション界の季節労働者みたいなもんです。

因みにバジェット(ギャラ)ですが アテクシのを言っても少なすぎて

おもしろくないので ショウの華 モデルのギャラの話をしましょう。

トップクラスの子で 大体 20,000ドル位 一回のショウです

売れっ子なら 一日3件ショウをやって ニュウヨーク ミラノ パリで計 3週間

稼げます 20.000×3件 × 3週間=そのシーズンのギャラ

これはかなりトップクラスになりますがこんな感じです

まあ 4,5年のあいだの話なんで一生稼げるわけではありません

モデルの子の寿命ですが 4,5年でしょう 次から次に新しい子はでてきますんで

年齢は 18歳くらいから 23歳くらいが ランウエイ歩いてる子の年齢です

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モデルの値段ですが 何を基準にしてトップクラスと低クラスの差がでるかって言うと

貴方は足が長いから 20.000ドルね

貴方は鼻が少し低いから 10.000ドルね

ってことでは もちろん無くて 

そのモデルの雑誌での露出によってです

ただし 露出する雑誌は VOGUE クラスの雑誌 んで そのVOGUEの中でも

USA VOGUE。  PARIS VOUGE。 ITALIA VOGUE。Uk VOGUE

が特に格が高いんです

他には POP  ID -マガジン ヴィジョネア等

のなかで 有名フォトグラファーに撮りおろした ページに頻繁に

出始め カヴァー(表紙)になったりすると エージェンシーはその子の

値段をつり上げてきます。

この出世魚みたいなケースは ヘア や メイク でも同じで

 フォトグラファーやスタイリストも ファション界で登りつめるのは

このクラスの雑誌の常連になることを目標としてるんです

モデル フォトグラファー ヘア メイク スタイリストは自分を評価してもらう

物は BOOK(ブック)と言って 自分がやった仕事を貼った作品集でしか

ありません 何年経験した とか どこで学んだとかは だれも聞いてはくれないのです

因みに モデルエージェンシーは 50%チャージします。

この雑誌の仕事を エディトリアルと呼びます つまり広告のページでなく

その雑誌社が編集したページってことですが

さぞ ギャラが高いかとお思いでしょう モデルも ヘアメイクも フォトグラファー

もほぼ タダ働きです 実費くらいしかでません

どうしてか ?

それは 栄誉なのです 自分のBOOKにこのクラスの雑誌のページ

が載るってことは この業界で生きる者にとってどれほどの栄誉であり

そのBOOKをひっさげて営業すれば大きなバジェット(ぎゃら)の入る

仕事にありつけるのです(アルマーニやプラダのワールドキャンペーン広告等)

これが ファション界のヒエアレルキーです。

 さて 話を ショウに戻すと

ショウを見に来てるんは誰なんだってことですが

これは バイヤー と プレスの人たちです

あ、もちろん入場料はありません

招待状のみです。

コレクションは プレタポルテとも呼ばれる

オートクチュールのように一点もんでは無い既成服ですんで

ショウを見に来たバイヤーさんが直接のお取引相手となり

バイヤーがショウでみた あのパンツ 20 とジャケット 30を発注して

各店舗に並ぶわけです ショウの次の日からこのバイヤーがショールームにきて

商談するわけです 

メゾン(メーカー)はこの商談の時に発注を受けたモノを生産し始め 基本この商談時期

以外は増産しません つまり このショウがこけると 半年間の売上がパーになりかねないんです

そりゃ必死ですわ。

次のシーズンまで消費者が買うから 急に増産できないのです すべては 半年おきに

動くんです。

こんな事 おきゃくさんからのQ&Aまとめてみました。

参考になったかしら?

明日は やったショウの画像をアップしますね