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存在感

--- 今 私の 願いごとが 叶うならば “存在感”がほしい --- (いったいどうしたというのだ、某合唱曲のフレーズのようなことをつぶやいて茂木よ?) という、天の声がどこからともなく聞こえてきましたが、 まあ、これには訳がありまして、 ここ3日間くらい、僕は自転車での移動中少なくとも 10回は車にひかれそうになりました。 (特に、赤のBMWのお姉様のときと、軽トラに乗ったファンキーなおじいさんのときは、 本当にスレスレで、普段”仏(ほとけ)の茂木”と言われるほど温厚な僕ですが、 この時ばかりは、”阿修羅の茂木”が少し出てしまったほどです。) (どうせ、自転車で危ない運転してるんでしょ?) って思われてしまいそうですが、僕は根っからの臆病者。 かつ、善人を自負しておりますので、交通ルールはしっかり守っております。 (それなのに、どうしてなんだろう?) と考えた結果、 「茂木は限りなく”存在感”がステルス理論」 を提唱するに至りました。 要するに、車を運転している方々に全く気付かれない”ステルス戦闘機”のような男。 もう少しわかりやすく例えると、”プリウスがバック駐車をしている時”のような、 そんな存在感のない男。 なのではないかなと、結論付けました。 こんなことをブログに書いたら、明日にでも”CIA”のエージェントさんから 「キミ、いいモノ持ってるネ。ボクたちとセカイを救ってみないカイ?」 などと、オファーが来てしまいそうなので、 ここに”ステルス茂木”のことを書くのをためらいましたが、 これを書くことにより、僕の”存在感”が増すのではないかと思い、勇気を振り絞りました。 アメリカに連れて行かれたら大変なので、 今ここに、”CIA”のエージェントの方にメッセージを書いておこうと思います。 ---”CIA”のエージェントさんへ 「エージェントさん、こんな僕でも世界を救える力がある。だなんて、そんなこと言って頂いてとても嬉しかったです。本当にありがとう。 正直ね、すごく悩みました。 こんなに悩んだのは高校受験の時、自分の名前を言い間違えて、なんて言い訳しようか考えた時以来です。 でもね、エージェントさん。やっぱり最初から僕の中で答えは決まっていたんです。 僕はやり続けたいんですよ。やり残しているんですよ。美容師というお仕事を! もっと素敵になりたい!って思っている方々を、迷える方々を、救って差し上げたいのです! より一層、魅力的になって頂きたいのです。 なぜなら、それが僕の”使命”なのだから。 もし、それを辞めろと言われたら、僕には”鳥ガラ”のような身体、骨と皮しかないけれど、煮れば良いダシが出る、そんな魂のない身体しか残りません。 だからお願いです。どうか、どうか、お引き取りください。」 ---ステルス茂木より 今この瞬間、 茂木のメッセージを読み終えた黒服のエージェントが、 静かにサングラスを外し、 涙をぬぐいましたね。 いや、 全米が涙しましたね。 妄想が得意な、おもしろスタッフが多いとされる、個性豊かなクインテット美容室ですが、 ここに「茂木」という名の、 とんでもないダークホースの”存在”を知るいい機会になれば、と思います。